劇場版 セーラームーンR

プライムビデオの無料体験に来てたので視聴。
この映画、副題ないんやな(苦笑)。調べたけど無かった!
古すぎて斬新だぜ!(笑)

つまり、「セーラームーンR」の「劇場版」って意味なんですねぇ。

セラムンといえば、最近原作ベースに放映されたCrystalが有名かな。


あらすじは、見たこと分かる人向けにまとめたら
「寄生花が襲ってくるやつ」です。副題が無いのでそういうまとめ方しか(笑)。

あとは紳士服の店の看板に紛れて登場するタキシード仮面にくっそわろた!


さて、この懐かしの品の思い出といえば、
「原作っぽかった」の一言に尽きます。
原作とは辻褄が合わない設定もあるんですが、ノリが原作に近いんです。
(ちなみに後に放映されたSとSSの劇場版の原作は、
セラムンの作者竹内直子さんが書いている)

この頃のアニメは原作があっても結構ひどいものも混じっていて、
原作とキャラが同じだけの、ストーリーは全く違うものが
放映されていることも、しょっちゅうでした。
セーラームーンの場合は「女児向けアニメ」として
原作を大幅にリメイクされていた
ので、
原作知ってる、そこそこの年齢の人はアニメ版がつまらなかったのです。
「なかよし」世代の妹がいて「なかよし」離れできない学生とかね(笑)。

うさぎ達はおバカなりに真面目なのに、
なんで毎週バカの方ばっかりやって
テキトーにやってたら敵を倒せちゃうアニメになっちゃったんだろう、って。
ストーリーも毎週同じだし。敵がちょっと違うだけだし。と。

同時期にアニメ放映されていた集英社の幽遊白書なんかは、
序盤がカットされているのと最後の方がアニメオリジナルになっている以外は
「原作が動いているノリ」で見れるアニメでした。
まぁ要するに、アニメ化されるからと言って
原作が動いているものを見られるかどうか
あの頃は全く分からなかった
んですね。


この映画のストーリー自体は、
当時でも既にありがちな「敵の孤独を主人公が拭い去る」というものですが
それをうさぎ達で見たかった、というのが叶えられたのが、この劇場版でした。
そういう衝撃もあって、びっくりしましたねぇ(笑)。

序盤からうさぎがガラス突き破るぐらい吹っ飛ばされてるし、
商店街のシャッターが凹んでるし。
(ちなみに原作ではこういうバトル描写はあまりない。
しかし「原作感」を出すフレーバーとして、この映画の場合こういうハードな演出が必要)

「え、これセーラームーンのアニメの劇場版だよね?」と思っていたら
キセニアンの設定が「心の弱い人に取り付く」ですよ。2回目を見たら思い出す(笑)。
セーラームーンは少女漫画なので、繊細な描写が不可欠で。
それと「地球を救う美少女戦士」という設定を両立させるのは、
当時は難しかったのかも知れませんが
「キセニアンの花」の設定が全てを解決です。


「フィオレの心が弱い」、これが重要なポイントです。

キセニアンに寄生されていることから、彼の心が弱いのは確定している事実なのです。
心の強い、弱いは目に見えて分かるものではないのですが、
非常に分かりやすい記号化がなされているので、
視聴者は深く考えずに答えにたどり着ける。

そう、つまり、ヒロインはフィオレ!(笑)

今でこそ溢れかえっている「戦う美少女」ですが、
多分この頃は「うさぎはヒロインでありながら衛より強い」とか
色々扱いづらい設定が多かったんじゃないかなー。

そこに、うさぎが妙な嫉妬をせずに済む(ちょっとだけ、嫉妬してたけど)
男ヒロインを投入することによってストーリーをシンプルに!
戦う少女漫画を巨大スクリーンで!

という、読者の夢が叶った一作だったと、私は思っています。

うさぎはガラスのハートの少女漫画の主人公と、
地球を守るヒーローのような強い主人公の要素、
つまり矛盾した要素を併せ持っているので、面白い主人公なんですよ。

うさぎが仲間の為に武器を下ろすシーンは、少女的な部分。
うさぎがフィオレに胸ぐらを捕まれて微笑むシーンは、弱きを救うヒーロー的な部分。
(ちなみに、変身モーションに入っているため、胸ぐらを捕まれるシーンは相当きわどい

矛盾した要素がはっきりと二分割され、
美しく両立されています。


なにげに、脚本(の原作)が原作者でないところもポイントが高いので、
原作好きかつセーラームーンが好き(だった)人にはお勧め。
脚本のストーリーラインに原作者が関わっていない作品の面白さや魅力は、
原作にないはずの話なのに原作を見ているような気分になれる、
不思議な感覚だと私は思っています。


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