ポケスペX・Y1~3巻感想。

・ポケスペX・Y1巻。
衝撃を受けた。
何に?

初期ポケスペの頃の
日下先生節全開のシナリオであることに。


なんだこれ、なんだこれ、なんだこれ!
スゲー面白いじゃないか!!


グリーン登場に釣られて買った久々のポケスペだけど
主人公達とポケモンの距離感の作り方と人間関係の作り方が、完全に初期モード。
レッドさんに初めて会った日を思い出した。

日下先生のシナリオはヒューマンドラマ化していって
ルビサファ編ではバトル派のトレーナーのポケモンでさえ
手持ちのマスコット化が進んでました。
その後は初代もそれに準ずるように
赤緑リメイク版でレッドさん再登場した時も
ポケモンにマスコット感があって、
レッドは好きだけどシナリオには不満があった。


今回は真逆。
むしろ先輩の横槍が怖くなる(入って欲しくない)と思うほど
キャラにもポケモンにも魅力を感じた。

若い頃にシビレた日下先生のポケモンソウルを感じました。
今回はそういう方向性でシナリオを組み立てたのでしょうか?

昔のポケモンしか知らないような人でも
知ってる古いポケモンも半々ぐらいで採用されているのも大きい。
私のようにゲーム脱落した人でも「ポケモン」として楽しめる。

最も魅力を感じた点は
「今ある物だけでなんとかするしかない」という初期ポケスペと
似たような状態に5人組が陥っていること。

これを、レッドは大半をひとりで、
ほんの時々、カスミやグリーンの力を借りつつ切り抜けた。
しかし現代は違う。
ひとりで切り抜ける時代は終わっている。

レビューに「これ本当に子供向け?」といったものもあったけれど
まさしくこれが今の子供向けだと私は感じた。


シビレた。
日下先生は変わってなかった。それがなにより嬉しい。

章をまたいだ場合の「次の主人公」の冒頭は何度か読んだことがあるけど
ネタに走っているキャラだったりして、感情移入できなかった。
しかし今回の主人公達は「全員まとも」で、
置かれている状況が絶望的になっている。
図鑑をもらって明るい気持ちで冒険を始めたレッドとは真逆だけど
エックスにはレッドに似た何かを感じる。

冒険に引きずり出されて成長するのもまた、青春。

「現代版初代主人公」のオーラがこの5人組から漂っている。
こんな素晴らしい主人公達に、
グリーンがどう絡んでくるのか気になる。
何故ならグリーンは絶対に敵ではないと、読者が知っているキャラだから。
むしろ今回こそ再登場に相応しいのかも知れない。
主人公が主人公たるオーラを取り戻しているシナリオである今回こそ。

これは、子供が読者であることをかなり意識している作品だ。
肌で感じる。
その上で、大人も楽しめる内容にしてある。
どんだけ練り込んだんだろう。
新鮮な感想は書いた。さぁ2巻へ進もう。


・ポケスペX・Y2巻。
エックスの成長が見て取れるのと、
それによってレッドとの明確な一致点の相違点が手に取るように分かった。
あとマサキが出てた(笑)。
先輩の足音が聞こえてきた2巻目。

「大人を信じない!」と言ってる割には
意外と協力者の大人をあっさり信じちゃてる傾向はあるけど、
子供らしい理由と子供らしい鋭い勘で選んで、
失敗したり本物の協力者を得たりしているので
なかなか冒険している。

やはりエックスはレッドを意識してキャラメイクされている気がする。
一致点
・ポケモンバトルの天才である
・強さを求めるのが好きである(今は半々だが)
・自分の経験とアイデアで戦う

相違点
・バトル中に図鑑を開き、その場でバトルに応用する
(初期のレッドもバトル中に図鑑を使うことはあるが応用はあまりしない)
・熱くなりにくい(過去の経験から?)
・元の性格はかなり熱い

レッドの方は御山の大将レベルのトレーナーが
バトルの天才になっていく物語だったけど
エックスの場合はバトルのエリートだったことは過去のことなので
変なところで意地を張らない。
その意地を張らない感じが今風。
道具を併用してクールに戦う様も今風。
しかし勝つべきバトルでは眼光鋭く、雄々しい感じがするので
若い頃に私がレッドの人間性に惚れたように、
エックスのギャップに惚れる最近の少年少女が
いるかも知れない、と思いました。

(※レッドさんの冒険が学年誌に掲載されていた頃、私は一応学生でした)

意味があってやる気を失っている状態なのだから
「挑発してやる気出さす方法は苦手」というのは当たり前こと。
しかし意外と未だにやる人が多いので、
子供にも大人にも読んで欲しいなと思えた一冊。
何が解決するかは、また別の問題ですが。
これはポケモンの物語なので、ポケモンが解決してくれた。

ワイちゃんの母上の奮闘ぶりも凄い。
母親には反発しているワイちゃんだけども
それでサイホーンに乗る展開になったら大人は喜ぶけど…
子供が読んだらどう思うだろう?
しかし、子供は成長すると反発心を失っていき
親の良さに気付くものでもあるので、
成長物語であるこの作品なら、
ワイちゃんが大人になっちゃってもいいのか。

しかし、精神年齢の成長速度が速い子供達だなぁ。
赤緑青→黄→金銀のグリーン並の成長率を半分の巻数でこなしておる。
……って、あ。
だからこっちに来る先輩にグリーンが当てられてるのか?


・ポケスペX・Y3巻。
ワイちゃんの精神成長早ッ!?
いや、本当はお母さん大好きっ子なのに
「気付きたくなかった」子だっただけか…?

ポケスペ中期以降(※赤緑リメイク時など)の
ヒューマンドラマ化がちょっと進み、
1巻を読み始めた時のような高揚感は無くなってしまったものの
(ワイちゃんとスカイトレーナー/サイドンライダー設定の演出が
人命救助優先で描写出来なくなっている印象?)
エックスがますます言動はクールに、行動はホットという
「ポケモン漫画の主人公」を貫いてくれてるのでなんとか読み切れた。
譲ってもらったポケモンをあっさり懐かせるのは
エックス固有の才能かもなぁ…。
(レッドはその辺りはかなり体当たり式で、
ギャラちゃんを手なずけるのにも苦労していた)
初代主人公の精神的な面影を感じるけど確実に違う、
このキャラの立て方は素晴らしいですね。

現代の子供の冒険は未知の世界の探検よりも、
大人の目をかいくぐってのシティ・アドベンチャーの方が
親近感湧きそうだな、という意味ではやはり好印象。
基本的に、大人は敵なのだし。
まだ集まりきっていないデータを元に
敵地に乗り込んで失敗するというのも子供の冒険らしくていい。


で、わたくし何かを勘違いしていたようで
グリーン参戦は3巻と思っていたら4巻のようなので
色んな意味でこのタイミングでの購入は正しかったのかも(笑)。

5巻は…電子書籍化を待てるでしょう、多分!(汗)

それになにより、
エックス達に惚れ込んでしまったので、むしろこの方がいいな、と。
しかし初代組登場の噂に釣られないと買わなかったとも思いますし
5人組の精神状態が安定してきている今は
1巻を読んだ時とは逆に、先輩の横槍が楽しみになってきたぞ(笑)。

グリーンがどうこの事件に絡んでくるのか気になるので
色んな意味でヨシ(笑)。

同じ時間軸?でレッドとブルーは隕石破壊に行ってるらしいし。
(現在クラブサンデーで連載中)


4巻は時間の都合で読めず。
スマホ派じゃないことを、今日ほど後悔した日は無いかも知れない(爆笑)。
(スマホなら持ち歩けるし出先でも読める)


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